2026/10/28

マイカーローンの借り換えとは?メリット・デメリットなどを解説

「食費や通信費は見直しても、ローンの返済は契約したときのまま」という方もいるでしょう。

家計を見直す場合、車のローンの借り換えも有効な選択肢の一つです。本記事では、マイカーローンの借り換えを考えている方に向けて、仕組みや手続きの流れ、メリットとデメリットなどをご紹介します。

マイカーローンの借り換えとは?

マイカーローンの借り換えとは、新しく別のローンを契約し、その借入金で今のマイカーローンを一括返済することをいいます。車はそのまま使えるため、変わるのは返済先と返済条件だけです。

借り換えで軽くなるのは契約時の金利と借換先の金利の差から生まれる利息の部分で、残っている元金が減るわけではない点には注意が必要です。

なお、借り換えの対象は、金融機関のマイカーローンに限られるわけではありません。販売店や信販会社のローンのほか、「残価設定型ローン」の残価部分まで対象に含める商品もあります。

残価設定型ローンは、車両価格の一部を「残価」として先に設定し、残りを毎月分割で支払う仕組みです。毎月の支払いは軽くなりますが、その支払いを先送りしているため、契約満了時(多くの場合3〜5年)に残価の精算が残ります。

満了時は、車を返却するか、残価を支払って買い取るかを選びます。買い取る資金を金融機関のマイカーローンで借りるのが、残価部分の借り換えです。

借り換えのやり方・流れ

マイカーローンの借り換えは、主に以下の5つの手順で進めます。

①返済予定表や残高証明書で、残っている元金と返済期間、金利を確認する
②借換先の金利と期間で返済額をシミュレーションし、利息の減り方を比べる
③効果が見込めるなら仮審査を申し込む
④今の借入先へ一括返済したい旨を伝え、必要な金額と手続きを確認する
⑤本審査を受けて契約を結び、融資されたお金で今のローンを一括返済する

数字だけで判断しにくいときは、金融機関の窓口やファイナンシャルプランナーなどの専門家に、諸費用まで含めた試算を依頼しましょう。

なお、販売店や信販会社のローンでは車検証上の所有者が販売店などになっていることが多く、借り換える際の所有権の扱いは金融機関ごとに違いますので、申し込む前に確認しておきましょう。所有者の名義が変わったときは、運輸支局などで移転登録の手続きも必要になります。

【マイカーローンの借り換え】メリット・デメリット

借り換えは、どの契約でも得になるとは限りません。メリットとデメリットを順に見ていきます。

メリット

マイカーローンの借り換えの主なメリットは以下の3つです。

支払う利息を減らせる
毎月の返済額を抑えられる
車の所有権を自分に移せる

支払う利息を減らせる

支払う利息がどれだけ減るかは、残っている残高と期間、そして金利差で決まります。たとえば「借入残高150万円、残りの返済期間5年、金利年5.0%」のローンを、期間はそのままで年2.5%に借り換えたとします。

総返済額は約169万8,000円から約159万7,000円になり、差は約10万1,000円です(元利均等返済・ボーナス返済なしで試算)

毎月の返済額を抑えられる

金利が下がれば、毎月の返済額も下がります。先ほどの条件なら、毎月の返済額は約2万8,300円から約2万6,600円へ、約1,700円軽くなる計算です。

月々の差はそれほど大きくないように感じるかもしれませんが、残り5年間では約10万円の負担軽減につながります。負担が軽くなれば、浮いた分を車検や保険料といった維持費に充当することもできます。

車の所有権を自分に移せる

販売店や信販会社のローンでは、完済まで車の所有者がローン会社や販売店のままになるのが一般的です。しかし、その状態では、売却や廃車の際に所有者の同意や書類が必要になり、手続きに時間がかかります。

一方、金融機関のマイカーローンでは、車が借入先の名義になることは基本的にありません。そのため、借り換えで販売店や信販会社のローンを完済したあとは、所有権を外す手続きを経て、車検証の所有者を自分に変更する必要があります。

デメリット

マイカーローンの借り換えの主なデメリットは以下の3つです。

あらためて審査を受ける必要がある
手続きの手間と諸費用がかかる
返済期間を延ばすと利息が増える

あらためて審査を受ける必要がある

借り換えは新しいローンの契約ですので、申し込むたびに審査が必要です。年収や勤続年数、ほかの借入の状況などが見られ、条件によっては希望どおりの金額や期間にならないこともあります。

審査に通らなければ借り換えはできず、別の金融機関に申し込み直せば、その分だけ時間もかかります。また、契約そのものが借り換えを禁じていたり、一括返済に違約金がかかったりする場合もあるため、契約書を確かめておきましょう。

手続きの手間と諸費用がかかる

マイカーローンの借り換えで用意する書類は、以下の5つが基本です。

本人確認資料(運転免許証など)
年収確認書類(源泉徴収票や所得証明書など)
車検証
今のローンの返済予定明細票または残高証明書
返済用口座の届出印

必要書類は金融機関や借入金額によって違います。今の借入先へ一括返済を申し出る手続きも必要ですので、そうした手間も見込んでおきましょう。

費用面では、契約書に貼る収入印紙代や事務手数料、一括返済手数料がかかる場合があります。金利が下がっても諸費用の分だけ効果は小さくなるため、手数料まで含めて比べることが大切です。

返済期間を延ばすと利息が増える

毎月の返済額を下げたいからと返済期間を延ばすと、支払う利息は増えます。先ほどの例で金利年2.5%のまま期間を5年から7年に延ばすと、毎月の返済額は約1万9,500円まで下がる一方、総返済額は約163万7,000円となり、5年のままより約4万円増える計算です。

毎月の額だけを見ると負担が軽くなったように感じますが、総返済額で比べると結果が変わることもあります。返済期間は、毎月の返済に無理がない範囲で、できるだけ短いほうが利息は抑えられます。

マイカーローンの借り換えをお考えの方へ

今回はマイカーローンの借り換えの仕組みや流れ、メリット・デメリットなどを解説しました。金利の低いローンに移せば利息の負担は軽くなりますが、審査や諸費用もありますので、条件を数字で確かめてから判断しましょう。

また、マイカーローンの借り換えは以下のケースで効果が出やすくなります。

返済残高が多い
残りの返済期間が長い
今のローンが販売店や信販会社のもので金利が高い

反対に、残りの期間が短く残高も少ない場合は、諸費用を差し引くと効果はほとんどない可能性もあります。金利差だけで決めず、諸費用まで含めた総返済額で比べることが大切です。

蒲郡信用金庫の「カーライフプラン」は、金融機関や信販会社のマイカーローンの借換資金にご利用いただけます。残価設定型ローンの残価部分の借換も対象で、ご融資金額は一括返済に必要な金額の範囲内です。

他の金融機関や信販会社のローンからの借り換えはWEB完結型の対象外となるため、店頭でお手続きいただきます。

保証料は金利に含まれ、ご融資手数料もかかりません(印紙代や振込手数料が必要な場合は別途ご負担いただきます)。なお、他の金融機関や信販会社からの借り換えは、給与振込や住宅ローンのご利用などと並ぶ金利優遇の条件のひとつです。

借り換えでどれだけ変わるかは、簡単ローンシミュレーションで試算できます。お申し込みの際は借換対象ローンの返済予定表または残高証明書をご用意のうえ、お近くの店舗へお気軽にご相談ください。

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